2011年01月20日

大寒

1月20日。
一年で一番寒い時期がやってきました。
「大寒」というんですってね。

この時期になると、無垢の家は、いたるところで「パキッ」「ミシッ」と音を発します。

今朝、起きて・・・
目覚まし時計に内蔵されている湿度計を見たら・・・
なんと、28%! (□°;)

体に良いとされている湿度が55%前後ですから、極限の乾燥状態ですね。

「そういえば、昨晩、ニュースで乾燥注意報がでいたなぁ〜。」
そう思いながら・・・
なんとか暖かい布団から這い出て・・・
洗面に向かうと・・・

廊下の床が「ミシッ!」と小気味よく鳴りました。

床はナラの乱尺の無垢フローリング。

ナラは「反らない」「縮まない」といわれていますが、日本の多様の湿度環境下では、その体をなさないようです。

乾燥すると、木は反る性質を持っています。
板を火にくべると反り返りながら「パキパキ」と音を立てるのを見たことがあると思います。
あれと同じで、薄い板は、急激に乾燥をさせると、横や縦にそるんですね。

住宅に使われる材料は、人工的に乾燥された材料ばかりなのですが・・・
木の幹は、元々根から葉に水分を運ぶ役目を担っているので、水分を吸収する力に優れているんですね。
だから、人口乾燥させられた木材は、カラッカラの状態で、水分を吸収したくてしょうがない状態といえます。

夏場、80%を超える湿度の中、無垢の家は空気中の湿気を吸い込み、蓄えてしまうんです。
そして、冬場また乾燥する。

だから、繊維の密度が高い広葉樹の床も、乾燥時に夏場溜め込んだ水分を一気に奪われ、反るんです。
反った部分を足で踏むと「床鳴り」となるわけです。


洗面所で顔を洗い、リビングへの階段を登ると、「バキッ!」と大きな音が鳴りました。
階段踏み板は、反らない縮まないの赤タモの集成材です。

集成材、お前もか。(^^;)

私の体重が重いせいもあるかな・・・。(現在90kg一歩前)


当社が建てる住宅は、無垢を多く使いますが合板や集成材も使っています。
床の下地も、合板です。

でも、建築家の伊藤誠康さんが携わっている雑誌「チルチンびと」等で建てている家は、一切の合板や新建材・接着剤を許さないそうです。
床は杉板の捨て張りをして、そのうえに杉の無垢床を釘打ちのみ。
断熱材は羊毛。
階段・窓枠・建具・全て無垢。
壁は、漆喰や土壁。

全てが、吸湿性にすぐれ、呼吸をする。
つまり、全てが伸びチジミするわけで・・・

固定してある柱は、そりを起こすと割れます。
材木が割れると「バキッ「ミシッ」という乾いた音が、壁の中や天井裏から聞こえる。
これを、アホな霊能者は心霊現象などと言うんですが。(笑)

チルチンの家は、この時期「ラップ音」するだろうな〜。


一昨年の夏に完成した我が家は、2年目の冬を迎えました。
2年目は、家の構造部分のラップ音は殆どなくなりましたが、一年目の冬は、家中がバキバキと音を立てて凄かった。
とくに、明け方の乾燥する時間に「バキッ」「バキッ」と音を立て、その音で目を覚ます。(苦笑)

あまりの様子に妻が・・・

「ここはバッキンガム宮殿か!」

と、おどけていたのが懐かしいです。

我が家は予算が無く、小屋裏にグリーン材を使ったのも、バッキンガム宮殿になった原因だとおもうのですが・・・
どうやら、2年目で乾燥しきったようです。

日本の冬は、自然の乾燥装置ですね。

※グリーン材とは、含水率が25%以上の材木。


posted by はるお at 15:21 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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